水通しとは、赤ちゃんが使う前にベビー服やガーゼなどを水で洗うことです。
そんな生まれるまでの準備の一つベビー服の水通し、出産まで少し時間があるので保管や収納はどのようにしたらいいか迷いますよね。
また、水通し後はジップロックに入れておくといいと言われていますが実際どうなのでしょうか。
そこで今回は、ベビー服の水通し後にジップロックに入れるメリットや、収納保管の方法のポイントや注意点を紹介します。
衛生的にベビー服を保管する方法が知りたい方はぜひ参考にしてくださいね。
ベビー服の水通し後にジップロックに入れるメリット
ベビー服やガーゼなどを水通しをした後は、そのまま収納するよりも、ジップロックに入れて保管しておくのがおすすめですよ。
ジップロックは密閉することができるため、安全で衛生的に保管することができるからです。
【水通し後にジップロックに入れるメリット】
- 衛生的に保管できる(化学物質、カビ、ダニ、ほこりを防ぐ)
- 収納しやすい(シワ防止、収納スペースの確保、分類できる)
衛生的に保管できる
水通しするのはただ汚れを落とすだけでなく、ベビー服やガーゼなどに付着してしまっているホルムアルデヒドという化学物質を洗い流すことが大きな目的です。
ホルムアルデヒドは、ヒトの粘膜を刺激します。
目がチカチカしたり鼻水やのどの痛みやせきなどを引き起こしてしまう化学物質のため、赤ちゃんに安全に服を着せてあげるためにおこなうのです。
大人にとってはそれほど気にする必要はありませんが、刺激に弱い赤ちゃんがアレルギーや肌トラブルを引き起こしてしまわないようにおこないます。
このホルムアルデヒドは大人の衣類や家具などにホルムアルデヒドが付着しているため、ジップロックで収納することで、再付着を予防できますよ。
また、密閉できるジップロックはホコリやカビ、ダニなどからもベビー服を守ることができます。
できれば防虫剤も使わずに保管したいので、密閉できるジップロックがおすすめなのです。
収納しやすい
ジップロックで保管することで、シワになりにくく収納スペースを十分に確保して収納することができます。
ジップロックに入れれば、類を寝かせずに立てて入れるため引き出しの中が見やすく収納スペースを確保できるのです。
また、種類ごとに分類して収納できるので、いざ使う時に使いやすいのも嬉しいポイント!
かさばらず使いやすく収納できるため、水通し後はジップロックで収納するといいですよ。
ビニール袋で保管するのはダメなの?
ビニール袋でもホルムアルデヒドやホコリの再付着をある程度予防できますが、ジップロックに比べると密閉具合はどうしても劣ります。
湿気や虫食いなどからより安全に衣類を守りたいということではあれば、ジップロックの方がおすすめです。保管スペースの確保もできます。
水通し後ジップロック収納はよくない?
水通し後、ジップロックで収納するのはよくないと言われることもありますが、実際どうなのでしょうか。
水通し後にジップロックに入れて保管収納することに大きなデメリットはないと思われます。
ではなぜ、一部ジップロックで収納するのはよくないと言われるのでしょうか。
それは、ジップロックで収納が完全に100%湿気やカビを予防できないからではないでしょうか。
ジップロックはある程度密閉にはなりますが、完全に密閉状態にできるわけではありません。
あまりに長期で保管したり、保管方法に気をつけないと湿気やカビが発生してしまうこともあります。
- 湿気を飛ばして乾燥させてから収納する
- 収納ラックの除湿剤を定期的に入れ替える
- 長期間の収納は避ける
など気を付けて保管すれば、そのまま保管するより断然キレイに収納していけれますよ。
実際、私もジップロックで保管していましたが、ベビー服を水通しして長くても半年程の保管だったため、カビや汚れなど大きな問題はありませんでした。
ベビー服の水通し後の保管方法や収納の注意点
水通し後のベビー服やガーゼなどは、以下に注意して保管収納しましょう。
- 大人の衣類とは別で保管する
- しっかり乾かしてから収納する
- こまめに換気したり除湿剤を取り換える
大人の衣類とは別で保管する
大人の衣類やタンスにはホルムアルデヒドが付着しているため、再付着させないよう大人の衣類とは別で保管するのがおすすめです。
大人の衣類と別にできない場合は、ジップロックなどの密閉できる袋に入れて保管しましょう。
しっかり乾かしてから収納する
水通し後は必ずしっかりと衣類を乾燥させてからしまうようにしてください。
生乾きの状態では、どんなに気を使って保管しても雑菌やカビが発生してしまいます。
少し長めに干したり、水通しは風通しの良い晴れた日におこなうなどするといいですよ。
こまめに換気したり除湿剤を取り換える
一度水通ししたから、ジップロックに入れているからもう大丈夫、と手放しに安心はできないんです。
保管の方法が悪いと、湿気やカビなどからはやはり完全に守れません。
収納タンスを時々開け閉めしたり、除湿剤の使用期限を守って定期的に取り換えるようにしましょう。
ベビー服の水通しって絶対に必要なの?
ベビー服やガーゼなど赤ちゃんの肌が触れるものは、できれば水通しをしておいてあげる方がいいです。
それは、水通しには以下のような役割があるからです。
- ホルムアルデヒドやホコリなどを洗い流す
- 「糊(のり)」を落として吸水性を高める
- 衣類の縮みや色落ちを防ぐ
上でもお伝えしたように衣類などにはホルムアルデヒドやホコリが付着しています。
赤ちゃんの体質にもよりますが、産まれたばかりの赤ちゃんにとっては刺激になってしまうこともあるためできるだけ洗い流してあげてください。
また、まだ袖を通していない衣類には、「糊(のり)」がついているため、衣類が汗をきちんと吸っえず、生地も固くて着心地があまり良くありません。
「糊(のり)」を落として吸水性を高め、着心地の良い服にしてあげましょう。
洗濯によくある縮みや色落ちを防ぐにも、あらかじめ水通しをしておくことが効果的です。
特に6重ガーゼなどは縮みが大きいため水通しをしておくことをおすすめします。
6重ガーゼはどうしても縮んでしまいますが、水通しをすることでふかふかになるため、肌触りがとっても気持ち良くなりますよ。
ベビー服の水通しはいつまで続ける?やめる時期は?
赤ちゃんの肌に触れるベビー服は、24ヶ月(2歳)ごろまで水通しをおこなうことが推奨されています。
ホルムアルデヒドの規制値が変わる目安が生後24ヶ月頃だからです。
あくまで目安です。
絶対に24カ月まで続けないといけないわけではないため、無理せずおこないましょう。
赤ちゃんの体質に合わせて続けるか判断すればOK!
我が家でも長男はアトピーで肌が弱かったので長く続けていましたが、次男は生後ほとんどしませんでしたよ。
赤ちゃんの様子を見ながら、お母さんやお父さんが無理のない範囲でおこなえばOKです。
まとめ
べビー服の水通し後はジップロックに入れた方がいいのか、水通し後の収納保管の方法や注意点を紹介しました。
・ベビー服の水通し後はジップロックに入れて保管すると、衛生的に保管でき、収納しやすいメリットがある
・水通し後にジップロックで保管する時は、しっかり乾かしてから大人の衣類とは別で除湿剤なども使いながら保管すると良い
・ベビー服の水通しは、生後24ヶ月(2歳)ごろまでおこなうことが推奨されているが、無理のない範囲でおこなえばいい
コメント